なお、システム開発にかかるコストは従来、プログラムの行数や、実行されるステップ数を基に算出されてきましたが、最近では、あたらいいコストの算出方法が求められるようになってきました。
初級シスアド 平成17年度秋 午前問29
A社営業部が,4か月後の実稼働を希望するシステムの開発を情報システム部に依頼したところ,社内で開発すると実稼働までに5か月かかるという回答であった。そこで,情報システム部と相談した結果,開発の実績がある外部ソフトハウスに開発を依頼することになった。このとき,システムの品質を維持しつつ4か月で安全に稼働させるために検討してもらう内容として,最も適切なものはどれか。ここで,開発モデルはウォータフォールモデルとする。
ア 外部設計作業の開始と同時に,内部設計・プログラミングの作業を並行して行うことを検討してもらう。
イ 内部設計書などのドキュメントは,システムの稼働後に後追いで作成することを検討してもらう。
ウ 内部設計・プログラミング・単体テストなどの各工程の中で,並行作業が可能なように開発要員を投入することを検討してもらう。
エ 要求定義・外部設計・内部設計の結果について,内部設計終了時点でまとめてレビューすることを検討してもらう。
解答
「ウ」←ここをドラッグしてください。
解説
平成15年度春期午前問32と,問題文の言い回しが異なるだけの同じ内容の問題です。アは,ウォータフォールモデルでは順を追って開発を進めなければならないので不適切です。イは,ドキュメントを次工程で用いることから不適切です。エは,工程ごとにレビューを行わないと収拾がつかない事態になりうるので不適切です。 ↑ここまでドラッグしてください。
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初級シスアド 平成17年度秋 午前問30
ソフトウェア開発手法の一つであるプロトタイピングの特徴の記述として,適切なものはどれか。
ア 基本計画,外部設計,内部設計,プログラム設計,プログラミング,テストの順に工程を進めていくので,全体を見通すことができ,スケジュールの決定や資源配分が容易にできる。
イ システム開発の早い段階で試作品を作成するので,ユーザ部門と開
発部門との認識のずれやあいまいさを早期に取り除くことができる。
ウ ソフトウェアを仕様変更の可能性があるものとないものに分類し,仕様変更の可能性があるものについては,作成,見直し,変更のプロセスを繰り返す。
エ 大規模アプリケーションを独立性の高い部分に分割し,その部分ごとに設計,プログラミング,テストの工程を繰り返し,徐々にその開発範囲を広げていく。
解答
「イ」←ここをドラッグしてください。
解説
平成16年度春期午前問31と,解答群の選択肢の一部が異なるだけの同じ内容の問題です。プロトタイピングでは,早期に試作品(プロトタイプ)を作成してユーザ部門と仕様を詰めるので,思い違いやあいまいな部分を減らせるのが特徴です。 ↑ここまでドラッグしてください。
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初級シスアド 平成17年度春 午前問28
プロトタイピング開発手法の特徴として,適切なものはどれか。
ア システム開発の初期段階で試作品を作成して,利用者の要求を明確にすることによって,仕様を評価・確定し開発を推進する。
イ データ処理やシステム操作を手続の流れとしてとらえるのではなく,“もの”及びその関係としてとらえて設計し,開発を推進する。
ウ 部分的な機能の開発から始めて,順次,機能の拡張・改善を繰り返して利用者の要求に対処しながら開発を推進する。
エ 要求定義からテストまでの各作業工程を明確に区切り,上位工程から順次,レビューと検証を行いながら開発を推進する。
解答
「ア」←ここをドラッグしてください。
解説
平成16年度春期午前問31の類題です。プロトタイピングでは,早期に試作品(プロトタイプ)を作成してユーザ部門と仕様を詰めるので,思い違いやあいまいな部分を減らせるのが特徴です。 ↑ここまでドラッグしてください。
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初級シスアド 平成17年度春 午前問36
ファンクションポイント法の説明として,適切なものはどれか。
ア 開発するプログラムのステップ数を基に,開発規模を見積もる方法
イ 開発プロジェクトで必要な作業をブレークダウンしながら,各作業の工数を見積もる方法
ウ 外部入出力や内部論理ファイルの数と開発の難易度から,システムの開発規模を見積もる方法
エ 過去の類似例を探し,その実績を参考に開発規模を見積もる方法
解答
「ウ」←ここをドラッグしてください。
解説
平成12年度秋期午前問17と,問題文と選択肢の一部が異なるだけの同じ問題です。ウがファンクションポイント法の説明です。 ↑ここまでドラッグしてください。
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初級シスアド 平成16年度秋 午前問31
ソフトウェア開発のプロセスモデルのうち,開発サイクルごとにリスクを最小にしながら,開発サイクルを繰り返すことによって,システムの完成度を高めていくプロセスモデルはどれか。
ア インクリメンタルモデル イ ウォータフォールモデル
ウ スパイラルモデル エ プロトタイピングモデル
解答
「ウ」←ここをドラッグしてください。
解説
スパイラルモデルでは,まず小さな機能範囲に限定したシステムを作り,これをもとにユーザの要求に対処しながら,徐々に機能範囲の拡大と改良を加えてシステムを完成させます。 ↑ここまでドラッグしてください。
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初級シスアド 平成16年度春 午前問31
ソフトウェア開発手法の一つであるプロトタイピングの特徴の記述として,適切なものはどれか。
ア 基本計画,外部設計,内部設計,プログラム設計,プログラミング,テストの順に工程を進めていくので,全体を見通すことができ,スケジュールの決定や資源配分が容易にできる。
イ システム開発の早い段階で試作品を作成するので,ユーザ部門と開発部門との認識のずれやあいまいさを取り除くことができる。
ウ ソフトウェアを仕様変更の可能性があるものとないものに分類し,仕様変更の可能性があるものについては,作成,見直し,変更のプロセスを繰り返す。
エ 大規模アプリケーションを独立性の高い部分に分割し,その部分ごとに設計,プログラミング,テストの工程を繰り返し,徐々にその開発範囲を広げていく。
解答
「イ」←ここをドラッグしてください。
解説
他の開発手法がウォータフォールモデルやスパイラルモデルと,「モデル」を付けるのに対し,試験問題ではプロトタイピングのみ「モデル」を付けずに表記します。プロトタイピングでは,早期に試作品(プロトタイプ)を作成してユーザ部門と仕様を詰めるので,思い違いやあいまいな部分を減らせるのが特徴です。 ↑ここまでドラッグしてください。
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